バルボフィルム属.メデューセ(メドゥサエ)

学名:Bulbophyllum medusae(異名:Cirrhopetalum medusae)

タイ、マレー半島、スマトラ、ボルネオで低地林の樹幹や主枝に着生する常緑の多年草。太い根茎の上に3~6㎝ずつ離れて、高さ約4㎝になる偽鱗茎が並ぶ。長楕円形の葉は長さ20㎝、幅4.5㎝になり、基部は長さ約4㎝の柄になる。花茎は直立し、長さ10~20㎝、先に尾状に垂れる細い花が、一見、獅子がしら様に小花が密生する集合花で、花序の全幅は8~10cm、長さは12~15cm。黄白色の総苞が目立つ。花は白色または白地にピンクの斑点があり、背萼片の長さ約3㎝、側萼片の長さ3.5~12㎝になる。唇弁は黄色みをおび、長さ約0.3㎝。側花弁と唇弁はきわめて小さい。園芸界ではシルホペタラム属(Cirrhopetalum)に分けられることが多い。栽培は容易。空中湿度の高い環境と適度な風を好む。中高温性。開花期は秋から冬。

更新した:2014/10/01
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