マキシマム バルボフィルム属

学名:Bulbophyllum maximum

アフリカの中央から南部にかけて分布し、低地から標高1900mまで広く見られ、湿度が高い森林帯にある木の頂部付近に少し腐植質がたまったようなところや、腐植質がたまった岩の上などに着生し、しばしば滝の近くにも見られる。草丈15~20cm。高さが最大で10cmほどになる縦長で四つの稜がある偽鱗茎があり、ときに稜の部分がデコボコになる個体も見受けられる。偽鱗茎は3~10cmほど離れて根茎でつながり、頂部には革質で長さ10~20cmの葉を2枚つける。春に偽鱗茎の基部から花茎を伸ばします。花茎は長さが90cmを超えることもあり、暗紫褐色地に白っぽい点が入るものや黄緑色地に紫褐色の点が入るものなどがある。花茎の上部は幅広で薄い刃物のような形になっていて、その両側に小花を並べてつける。花は多いときには120個ほどつくことがあるが、花は1~4個ずつが順次開花していくので、いっせいに咲きそろうことはない。花は径0.8cm、なんとも小さくて、遠目には、黄色い粒粒がついているように見える。不思議な形をしている。そのユニークな形から、コブラオーキッド、とも呼ばれている。栽培は、比較的簡単です。明るくて風通しのよいところで管理する。ただし直射日光は葉焼けを起こすことがあるので注意すること。乾燥によく耐えるが、生長期は比較的水を好む。花命30~60日。開花期は春~夏。

更新した:2014/10/01
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